今回は「気になる、知りたい、糖尿病合併症」をテーマに
院長の梶野がお話しました。

糖尿病合併症には急性・慢性がありますが、
今回は慢性合併症を中心にお話しました。

 

糖尿病の慢性合併症は、長年にわたり高血糖が続くことで進行します。
高血圧・脂質異常、喫煙などで進行しやすくなります。
糖尿病合併症の中には自覚症状の乏しいものもあるため
定期的な検査によるチェックが必要です。

 

認知症やがんとの関連についても説明がありました。
糖尿病患者さんは認知症のリスクが高く、低血糖も認知症のリスクを増やします。
認知症になると薬や食事の管理が難しくなることから血糖コントロールが悪化しやすくなります。

糖尿病患者さんの死因の第一位ががんとなっています。

 

今回は糖尿病網膜症が進んでしまった場合の見え方を
VRで体験していただくこともできました。

体験していただいた方からは、
網膜症がすすむと実際どうなるかを見ることで
話を聞くだけよりイメージがしやすかったとのお声を頂きました。

糖尿病の三大合併症のうち、腎症、神経障害は当院で検査できますが、
網膜症は眼科でないと検査することができません。
糖尿病の治療をしている患者さんは、定期的に眼科へかかることが大変重要です☝

糖尿病と診断されたら、早期に血糖をしっかりコントロールすることで
合併症を予防していくことができます。

 

 

次回は6月21日(火)午後3時から
「しっかり食べて血糖コントロール」をテーマに、管理栄養士がお話します。
お楽しみに✨